就活は効率的・効果的に!

大学4年のうち、1年以上を就活に捧げる。大学は就職予備校ではありません。そんな本末転倒な状況を打破するために、効率的効果的な就活をお勧めしたい。そんなの思いから、人材業界に関わって30年の筆者が、今までのノウハウ・経験から、就活生に役立つ情報を提供します。

第一志望のWEB面接はスマホで!

最近多いWEB面接(オンライン面接)。

パソコンを使うか、スマホを使うか、悩ましいところですね・・。

 

●この記事のポイント

①第一志望のWEB面接は、スマホで参加すべき

②第一志望企業群は、スマホとパソコン両方で受けてみる

②第二志望企業群のWEB面接は、パソコンで参加したほうがベター

④WEB面接・オンライン面接はこっそり録画して、振り返りに活用しよう。

 

 

●ここから本文

1.第一志望は、完璧に準備してスマホ面接で臨む

第一志望の面接はまさに「本番の本番」、勝負の時ですよね。

ESの内容も十分に確認し、その会社のことも色々調べ、

場合によってはOBOGと接触をしたりもしているはず。

 

なら、その会社のオンライン面接はスマホで面接を受けるべきです。

スマホを使った場合のメリット・デメリットは次の通りです。

 

メリット

①相手の目を見て、話すことができる

②画面がとてもきれい

③普段使い慣れている機器が使える

 

デメリット

①面接中に電話がかかってくることがある

②通信料金がかかることがある(WI-FIで解決)

③環境により、通信状態が悪くなることがある(事前にチェック)

④カンペが使えない

⑤別アプリも使う選考(グループワークとか)だと、見にくく操作がしずらい

 

一番大きいのは、メリット①「相手の目を見て話せる」ことです。

心理学的にも、「相手の目を見てきちんと話すことが、好印象につながる」

という結果は、ヤマのように出ています。

パソコンだとついつい「WEBカメラ」ではなく、「パソコン画面」を見て

話してしまうので、相手からは「うつむいて話している姿」に見えます。

多くの学生はパソコンでオンライン面接に臨み、「目を合わせずに、うつむいて話す」ことになりがちです

 

そんな中で、あなたは「相手の目を見て、表情豊かに、場合によっては身振り手振りを加えながら面接に答える」ことで、あなたらしさやその会社への熱意が伝わります。

 

おまけに画面も鮮明なので、相手への見え方も好印象です。

※パソコンでWEBカメラを使う場合、ややぼやけて不鮮明になることも多いです。

大人数でZOOMとかやった場合、明らかに違うことがわかりますよね・・。

 

ただし、「通信料の問題」「通信環境による安定性」という問題があるので、

必ずWI-FI環境で一度友達等とテストしてみて、面接に臨んでください。

当たり前ですが、スマホスタンドは必須で、手持ちは厳禁です。

 

また、パソコンなら、カンペを別アプリで立ち上げたり、ポストイットで張り付けたりが可能ですが、スマホではできません。

ただ、第一志望ならカンペの内容も頭に入っているはず・・。

 

「第一志望だからこそ、カンペを用意したい」

そんな気持ちもわかりますが、それでは「面接をそつなくこなす」ことはできても、

他の応募者と「差別化」することができません。

あなたが、その会社にとって「ピカイチのスペック」を持っていれば話は別ですが、

多くは、手ごわいライバルたちとの内定取得を競い合うことになると思います。

 

であれば「そつなくこなす」のではなく、

「自分らしさをもっとアピールできる」

「他の応募者よりも、より優に立てる環境を選ぶ」

ことが大切です。

 

また、スマホの場合、面接の途中で電話がかかてくることがあります。

ベストは「面接専用のスマホ」を用意することですが、

費用面から、普段使っているスマホで面接をする人が多いとおもいます。

その時は、冷静に「留守電話に転送」「拒否」をタップし、

もし企業側とのやり取りに影響が出たと思ったら、素直に

「今電話がかかってきたので、留守電に転送しました。大変失礼しました」と

お伝えしましょう。

 

ただし、例外が一つだけ・・。

よくWEBインターンシップなどで見られますが、

企業側が別アプリを使って、個人ワークを行った後に討議させる

グループワークのようなプログラムを用意している場合があります。

その場合はスマホ後非常に操作がしずらく、画面の小さくて見えづらいので、

そのような形態の選考プログラムの場合は、パソコンを使うべきです。

就活は「リーグ戦」ではなく「トーナメント(それも敗者復活戦なし)」です。

1回1回の面接を、ベストな環境で臨みましょう。

 

 

2.第一志望企業群は、ケースバイケース

 

第一志望企業「群」の場合も、基本は「第一志望への対応」と同じです。

 

ただし、「ESを頭に入れ切れていない」「企業研究し切れていない」

「スケジュール的にどうしても、静かな環境、WI-FI接続が良好な環境を確保できない」

ということも、想定できます。

 

そうした際はパソコンを使って面接に臨みましょう。

 

 

3.第二志望企業群は、なるべくパソコンで

 

第二志望企業群は、「手軽なスマホで」と思っている方も多いと思います。

それはそれで、第一志望の面接の練習になるので、いいと思います。

 

しかし、第二志望企業群こそ、パソコンで面接することをお勧めします。

 

理由は一つ。「面接の本当の練習になる」からです。

第2企業志望企業群こそ、「ESの内容が完全に頭に入っておらず、企業研究も完ぺきではない」ことがあるはず。

だからこそ、カンペを別アプリ(ソフト)で立ち上げ、「本命の面接の練習」をしてみましょう(企業側からすれば、「練習台」に使われるのは、迷惑な限りなのですが・・)

そして面倒でなければ、その面接を録画し、面接後「自分の面接」を振り返ることを

オススメします。

すると、気づくことがたくさんあるはず・・。

※これは、対面面接ではできない大きなメリットです。

 

例えば下記のような感じです。

●「聞かれたことに対して、違うことをこたえているなぁ」

→コミュニケーション力が不足していると思われます

●「この質問に、うまく応えられていない」

→新たな発見です。すぐに対策しましょう。

●「話が長いなぁ」

→結論から話し、そのあと「なぜならば」「具体的には」「例えば」と続けましょう

 

スマホでも録画はできますが、下記のデメリットがあります。

「電話がかかってくると、録画がストップする」

スマホの容量がいっぱいになり、録画数に限界がある」

 

パソコン画面の録画は、無料で使えるフリーソフトがたくさんあります。

 

ちなみに、私は下記のWEBサービスを使っています。

www.apowersoft.jp

 

企業側もWEBライン面接・オンライン面接は、新型コロナウィルス感染対策で、21の3月から始めたばかりで、あまりノウハウがありません。

むしろ、オンライン授業を受けている学生の皆さんのほうが、場数は踏んでいるかも。

緊張することなく、むしろ人事の方に「おっ、この学生、ITリテラシーが高いな!」と思わせるチャンス位に思って、頑張ってください!